不動産担保ローンの比較ポイントを紹介!後悔しない選び方は?

「不動産担保ローンを利用したいけど、どの会社を選べば良いかわからない」
「大手銀行、ノンバンクのローンは何が違う?」
不動産担保ローンを選ぶ際に、どんな基準で選べば良いかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

不動産担保ローンを提供する金融機関はたくさんありますので、様々な基準で比較してご自身に合ったものを選ぶのが大切です。

今回の記事では、不動産担保ローンを比較するポイントについて説明します。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント①融資金額

 

不動産担保ローンを比較するポイントとして、「融資金額」があります。不動産担保ローンを提供する金融機関によって、融資できる金額が異なるからです。

数億円が融資限度になっている金融機関もありますし、大手金融機関でも数千万円が限度額になっているケースもあります。

 

ただし、不動産担保ローンは、担保にする不動産の評価額に掛け目をかけた金額までしか融資を受けることはできません。不動産価格は日々変動するので、急な経済危機などで不動産価値が下がった場合に、融資金額が不動産価格を下回る可能性があります。金融機関としては債務者が返済できなくなってしまった場合に、担保を換金して資金を回収するため、担保は保守的に設定します。

大手企業に勤めていたり、勤続年数が長かったりしても上乗せして借りられることはまずないと思っていいでしょう。ほとんどの不動産担保ローンの不動産に対する掛け目は70%程度に設定されています。

ノンバンクの場合、金利が高めに設定される代わりに掛け目が70%~90%に設定されているところもあります。
掛け目により融資金額は変わるので、なるべく大きな金額を借入したい場合には、複数の金融機関に見積もりを取るといいでしょう。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント②金利

 

不動産担保ローンは、不動産を担保に差し入れることにより金融機関としては貸し倒れになっても担保を換金して資金を回収することができます。そのため、無担保のカードローンなどに比べると金融機関が融資したお金を回収できなくなるリスクは少ないので、金利は低く設定されています。

ただし、各金融機関によって金利は様々です。一般的に銀行の不動産担保ローンの金利のほうが低めに設定されています。銀行はノンバンクに比べると審査が厳しく、貸し倒れリスクが少なくなるので金利も低く設定できるのです。

 

一方、ノンバンクの金利は銀行に比べると高くなります。しかし、金利が高くなってしまっても銀行より融資は借りやすいです。
また、同じ金融機関でも融資額や個人の信用、不動産の評価により金利は異なります。

融資の金額が小さかったり、リスクが高いと判断されたりすると金利は高くなるでしょう。金利が気になる場合は上限金利を確認しておくべきですし、金利を抑えたいのであれば複数社から見積もりを取るようにしましょう。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント③融資スピード

 

融資スピードも不動産担保ローンを比較するポイントです。一般的には、銀行の審査は慎重なので、不動産担保ローンに限らず融資実行までのスピードが遅い傾向にあります。

特に不動産担保ローンのような不動産担保を設定する融資の場合、現地調査なども丁寧に行います。
一刻も早く融資を受けたい場合には、融資スピードが早い金融機関を選ぶべきと言えるでしょう。

ノンバンクは比較的早く審査を行ってくれます。申し込みから即日で審査結果がわかり、申し込みから数日から1週間以内に融資を受けられるケースが多いです。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント④手続きに関する費用

 

不動産担保ローンでは、事務手数料が必要になります。事務手数料は「融資金額の~%」という形でかかるため、金利などと合わせてトータルでいくらかかるのかは把握しておくべきといえます。

一般的に、不動産担保ローンにおける事務手数料は融資金額の3%程度です。例えば、金利は低めに設定されていても事務手数料が高く設定されている場合、トータルの支払いが多くなってしまうので注意しましょう。

また、繰り上げ返済手数料についても確認しておきましょう。余裕資金ができた時に繰り上げ返済すれば、返済期間を短くでき、融資全体の金利負担を減らすことも可能です。

しかし、繰り上げ返済手数料が高いと、繰り上げ返済するのが億劫になってしまうのではないでしょうか。早く返済できるようになることも考慮して、繰り上げ返済の手数料についても確認しておきましょう。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント⑤金融機関の質

 

不動産担保ローンを提供している金融機関は多いですが、金融機関の質もしっかり確認すべきといえます。実績が豊富か、営業年数などで判断しましょう。業績が厳しい金融機関からの融資を受けると、融資を受けている途中で金融機関が倒産してしまう可能性もあるからです。

 

また、最近はヤミ金も増えていますので十分注意しましょう。ヤミ金と取引すると取り立てトラブルがあったり、高すぎる金利で借りさせられたりします。ヤミ金か否かを判断するポイントとしては、貸金業登録番号の有無です。不動産担保ローンに限らず、貸金業を営むためには貸金業登録が必須です。

基本的に「財務局長」からの認可か「都道府県知事」からの認可の登録番号が金融機関のホームページなどに掲載されますので、怪しいと思ったら確認するようにしてください。金融庁のホームページから検索することもできます。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント⑥担当者の対応

 

担当者の対応も確認しましょう。不動産担保ローンは、手続きが複雑で専門用語も多いです。そのため、親身になってわかりやすく説明してくれる担当者だとはじめて不動産担保ローンを借りる場合も安心です。

金融機関によっては、専任の担当者をつけて融資を借りた後も困ったことがあれば相談できるようにしてくれるところもあります。繰り返して利用したい場合などには信頼できる担当者をつけてくれる金融機関を選ぶといいでしょう。

 

 

不動産担保ローンを比較するポイント⑦フレキシブルに対応してくれるか

 

 

不動産担保ローンは、自分が所有する以外の不動産を担保に融資を受けられるケースもあります。「自分は不動産を保有していないけれど、親の保有している不動産を担保にしたい」という場合には、第三者の不動産も担保にできる金融機関を選んだ方がいいでしょう。

また、ノンバンクの場合抵当権第2位以下でも利用できるケースもあります。抵当権とは、債務不履行となった場合に優先的に資金を回収できる順位です。抵当権の順位が低いほど回収できなくなるリスクはあります。

不動産評価額が上がっている場合など順位が低くても融資してくれる金融機関もあるので、抵当権がついている物件でも融資を受けるチャンスはあります。

 

 

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